楽天トラベルの予約をキャンセルしたあと、キャンセル料をどうやって払えばいいのか分からず手が止まることがあります。
楽天トラベルの画面には支払いボタンが見当たらず、請求も届かない。そのまま何日か過ぎると、放っておいていいのか気になってきます。
先に結論です。キャンセル料の支払先は楽天トラベルではなく、宿泊施設です。楽天トラベルの利用規約に、そう書かれています。
そして払い方は、予約したときの決済方法で決まります。事前カード決済なら手続きは不要で、現地決済なら宿から連絡が来ます。
この記事では、支払い方法と請求のタイミング、請求が来ないときの動き方、払わなかった場合に何が起きるかまでまとめます。
楽天トラベルのキャンセル料はどうやって払う?

支払い方法は、予約時に選んだ決済方法で決まります。自分がどちらだったかを先に確認してください。
このパートのポイント
- 支払先は楽天トラベルではなく宿泊施設
- 事前カード決済なら手続きは不要。差額があとから返金される
- 現地決済はメール・請求書・電話のいずれかで宿から連絡が来る
事前カード決済なら手続きは不要
予約時にカードで払い済みなら、こちらから何かをする必要はありません。
すでに支払った金額からキャンセル料が差し引かれ、残りが返金される流れになります。楽天トラベルのヘルプページにはこうあります。
予約時の支払方法で「事前カード決済」を選択して既に決済されている場合は、キャンセルポリシーに従ってキャンセル料が請求された後に差額が返金されます。
手元にお金が戻るまでには時間がかかります。返金は通常1〜2ヶ月後で、カード会社の締め日をまたぐためです。
返金のタイミングやポイント・クーポンの扱いは、楽天トラベルで予約後に安くなったときの判断基準で詳しくまとめています。
現地決済(現地払い)は宿から直接請求される
現地決済で予約していた場合は、宿泊施設から連絡が来るのを待ちます。
まだ1円も払っていない状態なので、支払い方法を宿が指定してきます。ホテルに直接支払う形になり、楽天トラベルの画面から支払うことはできません。
金額は予約時のキャンセルポリシーで決まっています。連絡が来る前に自分で計算しておくと、請求内容が正しいかを確かめられます。
支払い方法は宿が指定します。多いのは銀行振込で、指定口座に自分で振り込む形です。振込手数料は自己負担になることがほとんどです。
宿によっては、後日フロントで現金払いや、電話でカード番号を伝える方法を案内されることもあります。指定された方法以外で払おうとしないでください。入金が確認できず、二重に請求される原因になります。
請求の来かたは主に3通り
現地決済の場合、宿からの連絡はこのいずれかで届きます。
ひとつ目はメールです。予約時に登録したアドレスに、振込先の口座が書かれた連絡が届きます。もっとも多い形です。
ふたつ目は郵送の請求書です。予約時に登録した住所に届きます。金額が大きい場合や、メールに反応がなかった場合に使われます。
三つ目は電話です。宿によっては直接かけてきて、支払い方法を案内します。
いずれの場合も、連絡先は予約時に登録した情報が使われます。引っ越しやアドレス変更をしていると届きません。
どの方法で来るかは宿の規模で変わります。チェーンのビジネスホテルはメールが多く、個人経営の旅館は電話で直接かけてくることが多い形です。
楽天トラベルに払うことはできない
ここを勘違いしている人が多いところです。キャンセル料は楽天トラベルに払うものではありません。
利用規約にはっきり書かれています。
宿泊予約のキャンセルまたは変更によるキャンセル料金などのお支払いは、宿泊施設または代理店の定める料金規定に従い、利用者と当該宿泊施設または代理店との間で行ってください。
楽天トラベルは予約を仲介しているだけで、お金のやり取りには入りません。
そのため、楽天トラベルに問い合わせても「宿泊施設へ直接ご連絡ください」と案内されます。相手は宿だと分かっていれば、遠回りせずに済みます。
キャンセル料はいつから発生する?

発生する日は楽天トラベルが決めているのではなく、宿ごとに違います。自分の予約で確かめる方法から見ていきます。
このパートのポイント
- 何日前から発生するかは宿ごとに違う
- 自分の予約は「予約確認・変更・取消」で確認できる
- 連絡せずに泊まらないと100%になることが多い
何日前からかは宿ごとに違う
共通のルールはありません。7日前からの宿もあれば、当日まで無料の宿もあります。
キャンセル料を決めているのは宿泊施設だからです。利用規約でも、宿泊施設の定める料金規定に従うことになっています。
目安として、ビジネスホテルは前日や当日から発生する設定が多く、旅館や人気の宿は早い時期から発生します。料理を用意する宿ほど、期限が早い傾向があります。
連休や年末年始は、通常より早く発生する設定になっていることもあります。
自分の予約で確認する手順
予約確認ページのキャンセルポリシーを見れば分かります。
楽天トラベルにログインして「予約確認・変更・取消」を開き、対象の予約の詳細を表示します。そこにキャンセル料の発生日と料率が日付ごとに並んでいます。
予約完了メールにも同じ内容が載っています。メールを検索したほうが早いこともあります。
キャンセルの手続き画面まで進むと、その時点でかかる金額が表示されます。確定する前に金額が見えるので、思っていたより高ければ引き返せます。
連絡せずに泊まらないと100%になることが多い

いちばん高くつくのが、連絡しないまま宿泊日を迎えるケースです。
宿泊業界で広く使われている観光庁のモデル宿泊約款には、こう定められています。
当ホテルは、宿泊客が連絡をしないで宿泊日当日の午後8時(あらかじめ到着予定時刻が明示されている場合は、その時刻を2時間経過した時刻)になっても到着しないときは、その宿泊契約は宿泊客により解除されたものとみなし処理することがあります。
この約款の別表では、宿泊人数と時期ごとに料率が示されています。実際の宿の約款も、これをもとに作られていることがほとんどです。
| キャンセルの時期 | 一般客(14名まで) | 団体客(15名以上) |
|---|---|---|
| 不泊(連絡なし) | 100% | 100% |
| 当日 | 80% | 80% |
| 前日 | 20% | 20% |
| 9日前 | — | 10% |
あくまでモデルであり、宿がこれより緩い設定にしていることも珍しくありません。自分の予約の数字は、必ず予約確認ページで見てください。
行けないと分かった時点で連絡すれば、当日でも80%で済みます。黙って行かないのが最も損をする選び方です。
請求が来ないときはどうすればいい?

キャンセルしたのに連絡がない、という状態は珍しくありません。慌てる前に、まず理由を切り分けます。
このパートのポイント
- 数日から数週間かかるのは普通。まずは2〜3週間待つ
- 登録したメールアドレスや住所が古いと届かない
- 1ヶ月経っても連絡がなく金額が大きいなら、こちらから宿へ確認する
宿の処理が遅れているだけのことが多い
数日から数週間かかるのは普通です。
キャンセル料の請求は、宿が手作業で行っていることが多いためです。小規模な宿では、月末にまとめて処理することもあります。
金額が小さい場合、宿の判断で請求しないこともあります。振込手数料や郵送費のほうが高くつくためです。数百円のキャンセル料で請求書が来ないのは、よくあることです。
まずは2〜3週間ほど待ってみてください。
ただし、待っているあいだにキャンセル料の金額を控えておくことは大切です。キャンセル手続きの画面に表示された金額を、スクリーンショットで残しておくと、後から請求内容と照らし合わせられます。
連絡先が古いと届かない
請求が来ない原因で多いのが、登録情報の古さです。
宿は予約時の情報を使って連絡します。メールアドレスを変えていたり、引っ越して住所が違っていたりすると、そもそも届きません。
迷惑メールフォルダも確認してください。宿からのメールが自動で振り分けられていることがあります。
心当たりがあれば、楽天トラベルの会員情報を最新にしておくと次から届きます。
自分から連絡したほうがいい場合

キャンセル料が数千円以上で、1ヶ月経っても連絡がないときは、宿へ問い合わせたほうが安全です。
放っておいて忘れた頃に請求書が届くと、金額の記憶も予約内容もあいまいになっています。確認に手間がかかります。
連絡先は予約確認ページに載っています。「キャンセル料の支払い方法を確認したい」と伝えるだけで済みます。
自分から連絡することで請求額が増えることはありません。金額はキャンセルした時点で確定しています。
キャンセル料を払わないとどうなる?

払わずに済ませられるのか、という点をはっきりさせます。感情論ではなく、契約の仕組みから見ていきます。
このパートのポイント
- キャンセル料は罰金ではなく宿泊契約に基づく違約金
- 支払いで揉めても楽天トラベルは間に入らない(規約に明記)
- 一方で、平均的な損害を超える額は消費者契約法で無効になる
契約上の違約金なので宿は請求できる
キャンセル料は罰金ではなく、宿泊契約に基づく違約金です。
予約が成立した時点で、宿と利用者のあいだに宿泊契約が生まれています。モデル宿泊約款の第6条には、宿泊客が契約を解除できることと、その場合に違約金を請求できることが定められています。
宿泊客は、当ホテルに申し出て、宿泊契約を解除することができます。(略)別表第2に掲げるところにより、違約金を請求します。
つまり宿には請求する権利があります。請求書を無視しても、支払う義務がなくなるわけではありません。
法的な扱いや時効については、状況によって判断が変わります。金額が大きい場合や請求に納得できない場合は、弁護士や消費生活センターへ相談してください。
楽天トラベルは間に入らない
支払いをめぐって宿と揉めても、楽天トラベルは仲裁しません。利用規約に明記されています。
本サービスにおける弊社の責任は、利用者との間で旅行契約が成立した場合に、媒介により宿泊施設の手配を行うことに限られ、これ以外については、万一、利用者と宿泊施設または代理店との間でトラブル、紛争等が生じた場合であっても、旅行契約または本規約等で特に定める場合を除き、一切の責任を負いません。
さらに、利用者自身の行為については利用者が責任を負うことも定められています。
そのため、楽天トラベルに相談しても解決しません。話し合う相手は宿泊施設です。
ただし言い値では取れない
一方で、宿が好きな金額を請求できるわけでもありません。
消費者契約法では、平均的な損害を超える部分の賠償額を定めた条項は無効とされています。宿が受けた損害を大きく上回る請求は、法律上そのまま通るものではありません。
ただし何が平均的な損害にあたるかは、宿の規模や日程によって変わります。明らかにおかしいと感じたら、消費生活センターへ相談してください。全国共通の消費者ホットラインは188番です。
予約画面に表示されていたキャンセルポリシーどおりの金額であれば、通常はそのまま支払うことになります。
逆に、予約時に見た条件と請求額が食い違っている場合は、その場で支払わずに確認してください。予約完了メールに当時のキャンセルポリシーが残っています。
宿側の入力ミスや、別の予約と取り違えている可能性もあります。金額の根拠を尋ねるのは、相手を疑う行為ではありません。
キャンセル料が免除・減額されることはある?

事情によっては、請求されないこともあります。楽天トラベルのキャンセル料免除がどこまで認められるのかを整理します。
このパートのポイント
- 免除されるかどうかは宿の判断。権利として請求はできない
- 台風などで交通機関が止まった場合は特別対応が出ることがある
- 予約を間違えたときは気づいた時点ですぐ宿へ連絡する
台風や災害は宿の判断で免除されることがある
免除されるかどうかは、宿の判断次第です。楽天トラベルが一律に決めることはありません。
台風で交通機関が止まった場合など、宿の側から特別対応を出すことがあります。公共交通機関の運休を条件にしている宿が多く、自家用車で行く予定だった場合は対象外になりやすいです。
大きな災害のときは、楽天トラベルの特設ページに対象エリアと期間が出ることもあります。まず宿へ連絡し、そのうえで案内を確認してください。
連絡するときは、運休や欠航が分かる情報を手元に用意しておくと話が早く進みます。交通機関の運行情報の画面を残しておけば十分です。
なお、キャンセル料免除は宿の好意によるものです。権利として請求できるものではありません。強く出ると、かえって話がこじれます。
予約を間違えたときはすぐ連絡する
日付や人数を間違えた場合は、気づいた時点ですぐ宿へ連絡してください。
キャンセルではなく変更で対応してもらえることがあります。同じ宿で日程をずらすだけなら、宿にとって損失が出ないためです。
時間が経つほど部屋が埋まり、変更できる余地がなくなります。気づいてから連絡するまでの早さが、そのまま結果を変えます。
連絡先は予約確認ページに載っています。楽天トラベルの問い合わせ窓口ではなく、宿へ直接かけてください。判断するのは宿だからです。
自己都合のキャンセルは対象外
急な事情でも、自己都合であればキャンセル料の免除理由になりません。宿の損失は、理由にかかわらず発生するためです。
こうした場合に備える手段として、予約時に申し込めるキャンセル保険があります。補償の範囲や条件は商品ごとに違うため、内容を確かめてから判断してください。
仕事の都合や家族の事情も、宿から見れば同じ自己都合です。理由の重さで料率が変わることはありません。
楽天トラベルのキャンセル料に関するよくある質問

ここまでで支払い方法と考え方は揃いました。実際に手続きしていると出てくる疑問に答えます。
キャンセル料はどこで確認できる?
予約確認ページと予約完了メールの両方に載っています。
「予約確認・変更・取消」から予約詳細を開くと、キャンセルポリシーが日付ごとに表示されます。
キャンセル手続きの画面まで進めば、その時点の金額が出ます。確定前なので、そこで引き返せます。
現地決済でキャンセル料を払わないことはできる?
できません。
宿泊契約に基づく違約金なので、支払っていないだけで義務は残ります。
宿から連絡が来ない状態が続いても、支払う必要がなくなったわけではありません。
キャンセル料の領収書はもらえる?
宿泊施設に依頼すれば発行してもらえます。
楽天トラベルの画面からは発行できません。支払先が宿だからです。
振込で払った場合は、金融機関の控えが支払いの記録として残ります。
クーポンを使った予約のキャンセル料はどう計算される?
クーポン割引「前」の金額が基準になります。
楽天トラベルの公式ヘルプに、キャンセル料はクーポン割引前の金額をもとに算出すると書かれています。キャンセル料にクーポン割引額を充てることもできません。
実際に払った金額より高いキャンセル料になることがあるため、クーポンを使った予約ほど無料期間内に判断してください。
楽天トラベルに問い合わせればキャンセル料は下がる?
下がりません。
キャンセル料を決めているのは宿泊施設で、楽天トラベルには変更する権限がないためです。
金額について相談したい場合は、宿へ直接連絡してください。
キャンセルの回数で金額は変わる?
回数によって金額が変わることはありません。
キャンセル料は予約ごとのキャンセルポリシーで決まっているためです。
回数そのものが気になる場合は、楽天トラベルで何度も予約キャンセルするのは迷惑?で宿側の実情をまとめています。
まとめ|支払先は宿泊施設。連絡を待つか、こちらから確認する

楽天トラベルのキャンセル料は、楽天トラベルではなく宿泊施設に支払います。利用規約でそう定められており、楽天トラベルはお金のやり取りに関与しません。
払い方は決済方法で決まります。事前カード決済なら手続きは不要で、差額が1〜2ヶ月後に返金されます。現地決済なら、メール・請求書・電話のいずれかで宿から連絡が来ます。
請求が来なくても、数週間かかるのは普通です。1ヶ月経っても連絡がなく金額が大きいなら、こちらから宿へ確認してください。
そして払わずに済ませることはできません。キャンセル料は罰金ではなく、宿泊契約に基づく違約金だからです。請求書を無視しても、支払う義務が消えるわけではありません。
行けなくなったと分かった時点で連絡すれば、当日でも100%にはなりません。黙って行かないのが、いちばん高くつく選び方です。
金額に納得できないときは、宿と話すか消費生活センターへ相談してください。




