楽天トラベルで予約してカードで払ったあとに、ふるさと納税クーポンの存在に気づくことがあります。
もう決済は終わっている。それでも今から使えるのか、払った分は戻ってくるのか。予約確認画面を見ながら手が止まる場面です。
先に結論です。カード決済済みでも、あとから適用すれば差額は返金されます。
楽天トラベルのヘルプページに、金額が減ったときの扱いが書かれています。
ただしカード明細での見え方が3通りあり、一度は満額が請求されることがあります。ここを知らないと「返金されていない」と勘違いします。
そもそも楽天トラベルのクーポンは、予約したあとから使えないのが原則です。
ふるさと納税クーポンは、そのなかで唯一の例外にあたります。
この記事では、返金の仕組みと、戻ってこないときに考えられる原因をまとめます。
楽天トラベルのふるさと納税クーポンをあとから使ったら返金される?

返金されます。ただし、いつ・どういう形で戻るかは決済方法によって変わります。
差額はカード会社を通して戻る
あとから適用すると、宿泊料金そのものが下がります。
そもそも楽天トラベルのクーポンは、予約時にしか使えません。ヘルプページにはこうあります。
クーポンは、予約時にのみご利用(適用)することができます。クーポンを利用しないで成立した予約に対して、後からクーポンをご利用いただくことはできません。※ふるさと納税クーポン返礼品に限り、あとから適用できる場合がございます。
ふるさと納税クーポンだけが例外として認められています。
通常のクーポンを取り忘れた場合は、取り直す以外に方法がありません。
すでにカードで払っていた場合、下がった分は払いすぎになるため、カード会社を通して調整されます。
楽天トラベルはこう説明しています。
成約料金(宿泊代金など)が減額する変更の場合、予約時に決済した成約料金から変更後(減額)の代金に変更して請求されます。
つまり請求そのものが割引後の金額に置き換わります。手続きは不要で、こちらから返金を申請する必要はありません。
クーポンを適用した時点で処理は始まっています。
楽天トラベルからクレジットカード会社へ金額の変更が伝わり、そこから調整されていきます。
デビットカードやプリペイドカードで払っていた場合について、楽天トラベルの公式ページに個別の記載はありません。
返ってくること自体は変わりませんが、戻るまでの日数は、そのカードを出している会社によって変わります。
気になる場合はカード会社へ直接確認してください。
明細の見え方は3通りある

ここが誤解のもとになります。カード会社によって、明細への出方が変わります。
楽天トラベルは、次の2つのことが起こり得ると説明しています。
一旦変更前の成約料金が請求され、後月に差額分が返金となる場合があります。または、変更前の成約料金が請求された後、全額返金後に変更後の成約料金が改めて再請求される場合があります。
整理すると3通りです。
| パターン | カード明細での見え方 |
|---|---|
| ① 置き換え | 最初から割引後の金額だけが請求される |
| ② 差額返金 | いったん満額が請求され、翌月以降に差額が戻る |
| ③ 全額返金+再請求 | 満額が戻ったあと、割引後の金額が改めて請求される |
②と③では、一度は満額が明細に出ます。
この時点で「返金されていない」と判断するのは早いということです。
どのパターンになるかは、こちらでは選べません。カード会社ごとのやり方で決まるためです。
③はお金が3回動きます。満額の請求、全額の返金、割引後の再請求です。
楽天トラベルの説明をそのまま数えると、この3つになります。
カード明細はお金が動くたびに記録されるため、同じ宿の名前が複数行に分かれて出ることになります。
ただしそれぞれがいつ明細に出るかは、公式に書かれていません。同じ月にまとまるとは限らず、翌月と翌々月に分かれることもあります。
差し引きすれば正しい金額になるので、数字が合わないと感じたら、2ヶ月分の明細を並べて確認してください。
明細に満額が並んでいても、翌月まで待てば調整されます。
いつ返金されるかは公式に書かれていない
返金までの期間は、楽天トラベルの公式ページに記載がありません。
書かれているのは「後月に差額分が返金となる場合があります」という一文だけで、具体的な日数はありません。
カード会社の締め日によって変わるためです。
参考になるのは、キャンセルしたときの説明です。
楽天トラベルはキャンセルの返金は通常1〜2ヶ月後としています。
ただしこれはキャンセルの話で、あとから適用による減額とは別の手続きです。同じ期間になるとは限りません。
目安が知りたい場合は、カード会社の締め日と支払日を確認したほうが確実です。
締め日をまたいだかどうかで、翌月に出るか翌々月に出るかが変わります。
1ヶ月見て動きがなければ、もう1ヶ月待つくらいの構えでいてください。
現地決済なら請求額が下がるだけで返金は発生しない
まだ払っていない場合は、そもそも返金という形になりません。
現地決済はチェックイン時や宿泊後に支払うため、あとから適用しても請求される金額が最初から下がるだけです。
カード明細を気にする必要はなく、宿で払う金額が割引後になっていれば正しく適用されています。
予約確認画面で金額が変わっているかを見ておけば十分です。
なお、宿へ直接支払う場面ではキャンセル料の扱いも同じ考え方になります。
支払先や請求の届き方は楽天トラベルのキャンセル料はどうやって払う?にまとめています。
ふるさと納税クーポンの返金がされない5つの原因

待っても金額が変わらない場合、適用そのものが完了していない可能性があります。原因は次の5つです。
返金がされない5つの原因
- クーポンがそもそも適用されていない
- 東横インなど、あとから適用できない施設だった
- 宿が予約変更を承っていた(電話で日程を変えてもらった)
- 福利厚生サービス経由の予約だった
- チェックイン前日23時59分を過ぎていた
心当たりのあるものから読んでください。
そもそもクーポンが適用されていない
最初に見るのは、予約確認画面の金額です。
あとから適用は、予約確認画面の[ふるさと納税クーポンを利用]ボタンを押して完了します。
クーポンを持っているだけでは適用されません。寄付が済んでいない場合も適用できません。
クーポンが使えるのは、原則として寄付日の翌々日からです。
寄付した当日や翌日に操作しても、クーポンが表示されないことがあります。
クーポンを持っているかは、楽天トラベルの「クーポン一覧」から確認できます。
ここに表示されていない段階では、予約への適用もできません。
東横インなど、あとから適用できない施設だった
施設によっては、あとから適用そのものができません。
楽天トラベルのヘルプページでは、東横インが名指しで対象外とされています。
クーポンの併用ができない施設も同様です。
この場合、予約確認画面に[ふるさと納税クーポンを利用]ボタンが出ません。
ボタンが見当たらないなら、施設側の条件を疑ってください。
一度キャンセルして取り直すという方法もありますが、キャンセル料が発生する時期であれば損になります。
取り直す場合は、先に新しい予約を確定させてから、古い予約をキャンセルしてください。
逆にすると、その部屋が他の人に取られることがあります。
宿泊施設が予約変更を承っていた
宿に電話して日程や人数を変えてもらった予約は、対象外になります。
宿が変更を処理した予約は、楽天トラベル側での扱いが変わるためです。
自分でサイトから変更した場合とは違うので、宿に連絡して調整してもらった記憶があるなら、この可能性が高いです。
また、日程を短縮した結果クーポンがすべて外れた予約も対象外になります。
3泊を2泊に減らしたようなケースです。
福利厚生サービス経由の予約だった
会社の福利厚生から入った予約は対象外です。
イーウェル、ベネフィット・ワン、リロクラブなどを経由した予約が該当します。
割引の仕組みが別に動いているためです。
勤務先の福利厚生サイトから楽天トラベルへ移動して予約した場合は、ここに当てはまります。
心当たりがない場合は、予約完了メールの送信元を見てください。
楽天トラベル以外の名前が入っていれば、経由の予約です。
チェックイン前日23時59分を過ぎていた
あとから適用には期限があります。
ヘルプページに、チェックイン日の前日23時59分までと書かれています。
これを過ぎると適用できません。
気をつけたいのは、日程を変更した場合でも期限は最初の予約のチェックイン日が基準になることです。
宿泊日を後ろにずらしても、期限は延びません。
1週間先へ延ばしたから余裕ができた、とはならないということです。
最初に取ったチェックイン日を覚えておいてください。
期限を過ぎてしまった場合、その予約でクーポンを使う方法はありません。クーポン自体は有効期限内であれば残るので、次の予約で使うことになります。
楽天トラベルの返金額が思ったより少ないときの理由

適用はできたのに、戻ってきた金額が想定と違うことがあります。理由は次の2つです。
返金額が少なくなる2つの理由
- クーポン金額が宿泊料金を上回ってもお釣りは出ない
- 使えるのは1部屋1泊につき1枚まで
クーポン金額が宿泊料金を上回ってもお釣りは出ない
使い切れなかった分は消えます。
楽天トラベルの公式ページに、こう書かれています。
予約料金がクーポン金額より低い場合差額分は返還されませんが、クーポン金額を超える宿泊予約も、差額分を負担することで予約可能となっています。
たとえば3万円分のクーポンで2万円の宿に泊まると、差額の1万円は戻りません。
返金されるのは、実際に払った2万円分だけです。
クーポンは金額に近い宿を選んだときにいちばん効きます。
逆に、クーポン金額を超える予約は問題ありません。
差額を自分で払えばそのまま予約できます。3万円のクーポンで4万円の宿に泊まり、1万円を負担する形です。
使えるのは1部屋1泊につき1枚まで
複数枚を1つの予約にまとめて使うことはできません。
1万円のクーポンを3枚持っていても、1部屋1泊の予約に使えるのは1枚だけです。
残りは別の予約で使うことになります。
2部屋を予約している場合や、2泊する場合は、それぞれに1枚ずつ使えます。
枚数を持っているなら、分けて予約したほうが使い切れます。
ふるさと納税クーポンの返金を確実に受けるためにやること

返金されるかどうかは、適用が正しく完了しているかで決まります。3つだけ確認してください。
適用が反映されたか予約確認画面で確かめる
クーポンを適用したら、その場で金額を見てください。
予約確認画面の合計金額が割引後になっていれば完了です。カード明細を待つ必要はありません。
金額が変わっていなければ、適用が完了していません。
明細を見るより、予約確認画面のほうが早く正確です。
画面のスクリーンショットを残しておくと、あとから明細と照らし合わせるときに役立ちます。
適用前と適用後の両方があると確実です。
寄付がまだならチェックイン3日前までに済ませる
寄付から利用できるまでに時間がかかります。
チェックイン日の3日前までに寄付を済ませるよう案内されています。
クーポンの付与は寄付の翌日、利用できるのはさらにその翌日からです。
23時以降の寄付や決済の状況によっては、3日以上かかることもあります。
日程が迫っているなら、先に寄付を済ませてください。
寄付先の自治体は、あとから決めても構いません。
クーポンは寄付した金額に応じて付与されるので、宿を先に押さえてから寄付しても間に合います。
明細を待たずに先に適用を終わらせる

期限はチェックイン前日23時59分です。
カード明細に反映されるのを待っていると、期限を過ぎます。
明細の確認は適用のあとで構いません。
順番は「適用する → 予約確認画面で金額を見る → 明細は翌月に確認する」です。
この順を守れば取りこぼしません。
まとめ|楽天トラベルのふるさと納税クーポンはあとからでも返金される

楽天トラベルのふるさと納税クーポンはカードで決済済みでも、あとから適用すれば差額はカード会社を通して戻ります。
申請は不要で、適用した時点で処理が始まります。
気をつけたいのは明細の見え方です。一度は満額が請求され、翌月以降に調整されることがあります。
満額が並んでいても、その時点で失敗と判断しないでください。
金額が変わらないときは、適用そのものが完了していない可能性があります。
東横インや福利厚生経由の予約、宿が変更を承った予約は返金対象外です。
そして期限はチェックイン前日の23時59分です。迷っている時間が長いほど、選択肢が減ります。
寄付がまだなら、チェックインの3日前までに済ませてください。ふるさと納税クーポンが使えるようになるまで、寄付から2日ほどかかります。
まず予約確認画面の金額を見る。明細を待つのはそのあとで十分です。
