楽天トラベルでホテルを予約したあと、同じ宿が安くなったのを見つけてしまうことがあります。
数千円の差だと分かると、そのままにしておくのは落ち着かないものです。予約したときより安くなるのは、直前割や空室調整でよく起きることだからです。
先に結論です。予約後に安くなった場合でも、無料キャンセル期間内であれば取り直して問題ありません。使ったポイントもクーポンも、楽天トラベルの公式ルールで返還されます。
ただし、無料期間を過ぎている場合は話が変わります。クーポンで安くした予約でも、キャンセル料は割引前の金額で計算されます。ここを知らずに動くと、差額より大きい金額を取られます。
この記事では、取り直すかどうかを決める基準と、部屋を失わない手順をまとめます。
楽天トラベルで予約後に安くなったらキャンセルして取り直すべき?

取り直すかどうかは、感覚ではなく3つの条件で決まります。順番に見ていけば、数分で判断できます。
判断1 無料キャンセル期間内かをまず見る
最初に確認するのは、いまキャンセル料が0円かどうかだけです。ここが分かれ道になります。
キャンセル料を決めているのは楽天トラベルではなく、宿泊施設です。利用規約にもこう書かれています。
宿泊予約のキャンセルまたは変更によるキャンセル料金などのお支払いは、宿泊施設または代理店の定める料金規定に従い、利用者と当該宿泊施設または代理店との間で行ってください。
つまり何日前から料金が発生するかは、宿ごとに違います。予約確認ページのキャンセルポリシーで確かめてください。
0円の期間内なら、差額はそのまま手元に残ります。1円でも安ければ取り直す価値があります。
判断2 差額がいくらあれば取り直す価値があるか
無料期間内であれば、金額の大小より「部屋が残っているか」で決めます。差額よりも、取り直せずに終わるほうが痛いためです。
目安はこう考えてください。
平日で空室に余裕がある宿なら、差額が1,000円でも取り直して構いません。手続きは5分ほどで終わります。
一方、連休や人気の宿で残室が少ない場合は、差額が3,000円あっても見送るほうが安全です。手放した部屋が戻ってこない可能性があります。
無料期間を過ぎている場合は、計算が変わります。差額からキャンセル料を引いて、それでもプラスになるときだけ取り直してください。
判断3 ポイントとクーポンが戻るかを確かめる
ポイントやクーポンを使った予約でも、原則として取り直せます。
使ったポイントはキャンセルすれば返還され、クーポンも翌日には戻ってきます。どちらも楽天トラベルの公式ページに明記されているルールです。
気をつけたいのは有効期限です。戻ってきた時点で期限が切れていると、そのまま失効します。
期間限定ポイントや、月末で切れるクーポンを使っている場合は先に期限を見てください。
詳しいルールは記事の後半で扱います。
取り直すか迷ったときの早見表

ここまでの3つを1つの表にまとめます。左の列に当てはまるほど、取り直す価値が高くなります。
| 見るところ | 取り直す | そのまま泊まる |
|---|---|---|
| キャンセル料 | 0円の期間内 | すでに発生している |
| 残室 | 複数あり平日 | 1〜2室・連休・人気宿 |
| 差額 | 1,000円以上 | 数百円 |
| ポイント・クーポンの期限 | まだ先 | 今月中に切れる |
| 支払い方法 | 現地決済 | 事前カード決済(返金に1〜2ヶ月) |
2つ以上が右側に寄るなら、取り直さないほうが結果的に得をします。
取り直さないほうがいいケース
次のどれかに当てはまるなら、そのまま泊まるほうが得をします。
一つ目は、すでにキャンセル料が発生している場合です。差額よりキャンセル料のほうが大きくなりやすく、取り直すほど損をします。
二つ目は、残室が1〜2室しかない場合です。キャンセルした瞬間に他の人へ流れます。
三つ目は、使ったポイントやクーポンの期限が近い場合です。戻ってきても使えず、そのまま消えます。
四つ目は、差額が数百円のときです。手間と空室リスクに見合いません。
楽天トラベルで予約を取り直す正しい手順

取り直しで失敗する原因は、ほぼ順番の間違いです。再予約は3ステップで終わりますが、順番を守らないと泊まる場所を失います。
順番を間違えると部屋を失う
やってはいけないのは、先に今の予約をキャンセルしてから、新しいプランを取りにいくことです。
キャンセルした部屋は在庫に戻り、他の人が予約できる状態になります。安いプランは人気があるため、数分の間に埋まることがあります。
そうなると、元の予約も新しいプランも両方失います。安くするつもりが、泊まる場所を失うという結果になりかねません。
とくに危ないのが、キャンセルしてから再予約するまでに時間が空くケースです。画面を切り替えている数分のあいだに、他の人が同じ部屋を押さえます。
正しい順番は「新しい予約を取る → 古い予約を消す」です。逆にしないでください。
ステップ1 新しいプランの空室を確認する
まず、狙っているプランに本当に空きがあるかを見ます。
検索結果に表示されていても、予約手続きの画面まで進むと満室になっていることがあります。日付と人数を入れて、予約ボタンが押せる状態かまで確認してください。
このとき、キャンセルポリシーと支払い方法も一緒に見ておきます。安いプランは、返金不可や事前決済限定という条件が付いていることがあります。
返金不可プランは、取ったあとに予定が変わっても1円も戻りません。数千円安いからと飛びつくと、そちらのほうが高くつきます。
部屋タイプと食事の有無も見比べてください。安くなっているのは、素泊まりや部屋の広さが違うプランだった、ということがよくあります。同じ条件で比べないと、差額の意味がなくなります。
ステップ2 新しい予約を先に確定させる
空きが確認できたら、先に新しい予約を取ってしまいます。今の予約は残したままです。
同じ日程で予約が2つある状態になりますが、問題ありません。次の手順ですぐ解消します。
同じ宿の同じ部屋タイプを取り直す場合、楽天トラベル側では別の予約として扱われます。名前が重なることを気にする必要はありません。
クーポンを使う場合は、この時点で獲得と適用を済ませておきます。予約後にクーポンを付け足すことはできません。
予約取り直しでクーポンを使うときは、獲得したクーポンが新しいプランの条件に合っているかも確認してください。宿泊金額の下限や対象エリアが決まっているものがあります。
ステップ3 旧予約をキャンセルする
新しい予約の成立を確認したら、古いほうをキャンセルします。
キャンセルは予約したときと同じ経路から行います。サイトで取った予約はサイトから、電話で取った予約は電話からです。
最後に予約確認ページを開いて、新しい予約だけが残っているかを必ず見てください。キャンセル操作は画面を進めただけでは完了していないことがあります。
キャンセルが成立すると、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。このメールが来ていない場合は、まだ予約が生きています。古い予約が残ったまま宿泊日を迎えると、そちらにもキャンセル料が発生します。
発生してしまった場合の支払い方法は、楽天トラベルのキャンセル料はどうやって払う?で解説しています。
キャンセルするとポイント・クーポン・返金はどうなる?

ここが取り直しでいちばん誤解されている部分です。公式のルールを1つずつ確認します。
使ったポイントは返還される
予約に使ったポイントは戻ってきます。楽天トラベルの公式ページにこう書かれています。
宿泊キャンセルした場合は利用する予定であったポイントは返還いたします。※但し、利用する予定であったポイントの中に「有効期限切れのポイント」が含まれる場合は、キャンセル後、そのポイントは失効いたします。又、「有効期限切れ以外のポイント」は返還いたします。
つまり、期限が残っているポイントは全額戻り、期限切れのものだけ消えます。
注意したいのは期間限定ポイントです。キャンペーンでもらったポイントは期限が短く、戻ってきたときには使えなくなっていることがあります。
なお、宿泊すればもらえるはずだったポイントは、泊まらないので付きません。取り直した新しい予約のほうで改めて付与されます。
クーポンは翌日返還される
クーポンも同じく戻ります。公式のヘルプにはこう記載があります。
クーポン(RaCoupon)を利用して成立している予約をキャンセルした場合、原則としてクーポンは返還されます(通常は翌日返還)。返還されたクーポンが「有効期限を過ぎている」「利用枚数を超えている」場合は、返還後に即時失効しますので、再利用いただけません。
ここで見るべきは2つです。
ひとつは返還が翌日になること。その日のうちに同じクーポンで取り直すことはできません。急いでいるときは、クーポンなしの価格で比べてください。
もうひとつは期限切れと枚数超過は、戻った瞬間に消えることです。月末が期限のクーポンを月末に使い直そうとしても、間に合いません。
キャンセル料はクーポン割引「前」の金額で計算される
無料期間を過ぎてから取り直す場合、ここを知らないと大きく損をします。
クーポンを利用した予約のキャンセル料金は、クーポン割引「前」の金額を基に算出いたします。キャンセル料に対して、クーポン割引額を充当することはできません。
支払った金額ではなく、割引される前の金額が基準になります。
たとえば20,000円の部屋を5,000円引きのクーポンで15,000円にした予約があるとします。
キャンセル料が50%の時期に取り直すと、請求されるのは15,000円の半分ではなく、20,000円の半分にあたる10,000円です。
実際に払った額より高いキャンセル料になることもあります。クーポンを使った予約ほど、無料期間内に決めてください。
返金は通常1〜2ヶ月後
事前カード決済で払っていた場合、返ってくるまでに時間がかかります。楽天トラベルはこう説明しています。
ご返金または引き落とし日はクレジットカード会社により異なります。各クレジットカード会社の締日によりますが、通常は1〜2ヶ月後に返金されます。
キャンセルした翌日に戻るわけではありません。カード会社の締め日をまたぐため、いったん引き落とされてから相殺される形になります。
取り直すと、新しい予約の支払いが先に発生します。同じ日程で二重に引き落とされる期間があるので、カードの利用可能額に余裕を持たせておいてください。
楽天トラベルの予約を取り直すときのよくある質問

ここまでで判断と手順は揃いました。実際に操作していると出てくる細かい疑問に答えます。
取り直しは何回までできる?
回数の上限はありません。
楽天トラベルの利用規約に、キャンセル回数を制限する条文はないためです。
回数そのものが気になる場合は、楽天トラベルで何度も予約キャンセルするのは迷惑?で宿側の実情をまとめています。
キャンセルした部屋はすぐ予約できるようになる?
すぐとは限りません。
在庫の戻り方は宿の設定によって違い、反映まで時間がかかることがあります。
だからこそ、先に新しい予約を確定させる順番が大切になります。「キャンセルすれば同じ部屋をまた取れる」と考えて動くと、取り直せなくなります。
別の予約サイトで取り直してもいい?
問題ありません。
楽天トラベルの予約をキャンセルして、別のサイトで予約しても違反にはあたりません。
ただしポイントとクーポンは楽天トラベル内でしか使えません。
他サイトの表示価格が安く見えても、ポイント還元まで含めると逆転することがあります。合計で比べてください。
予約したあとでクーポンだけ後から使える?
できません。
クーポンは予約手続きの画面でしか適用できず、成立した予約に後から追加することはできない仕組みです。
予約後にクーポンが配布されたときは、取り直す以外に方法がありません。
無料キャンセル期間内かどうかを先に確認してください。
予約後に安くなるのはなぜ?
宿が空室を埋めるために価格を下げるためです。
宿泊日が近づいても部屋が残っていると、直前割やタイムセールで値下がりします。
セール期間に入ると、同じ部屋がさらに安くなることもあります。
予約したあとに安くなったからといって、特別なことが起きたわけではありません。
まとめ|無料期間内なら取り直し、過ぎていたらそのまま泊まる

楽天トラベルで予約後に安くなったときの判断は、無料キャンセル期間内かどうかでほぼ決まります。
期間内であれば、使ったポイントもクーポンも返還されるため、差額がそのまま得になります。
あとは残室を見て、部屋を失わない順番で動くだけです。
新しい予約を先に取り、成立を確認してから古いほうをキャンセルする。この順番だけは崩さないでください。
無料期間を過ぎている場合は、そのまま泊まるほうが得をします。キャンセル料はクーポン割引前の金額で計算されるため、払った額より高くつくことがあります。